石川県金沢市 いとう税理士事務所

税理士を選ぶ際のポイント

私が考える、税理士を選ぶ際のポイントをまとめました。税理士選びの参考にしてください。

1.結局どういう方法がいいのか?

せっかちな方のために結論から書きます。

 

私の考える良い税理士を選ぶための方法は2つです。

 

  1. 信頼できる人に紹介してもらう。
  2. インターネットなどで調べて、複数の税理士に会い、その中から選ぶ。

 

まずは信頼している人が税理士を知っていれば、その人に紹介してもらうのが一番です。しかし、身近な人が税理士を知っているとは限りません。また、紹介してもらうと、もしこの人とは合わないなと思ったときに断りづらいというデメリットもあります。

 

人からの紹介は受けられない、余り頼みたくないという方は、インターネットで調べるという方法を取ります。インターネットでホームページを見れば、その事務所の特徴や報酬金額等がわかりますし、ブログなどをしていれば、人間性などもある程度わかったりします。最初に情報を得て選別できるのがメリットです。いいなと思う人がいれば、連絡をとって、会ってみる。できれば複数の方とお会いして、検討すればいいでしょう。

 

2.税理士紹介業者は使わない

最近では税理士紹介業者というのが増えています。経営者は無料で紹介してもらえるし、希望を言えばマッチングしてくれるんだからいいんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、おすすめできません。

 

第一に、ちゃんとマッチングしているかわかりません。

 

正直、近くの税理士だからという理由で登録している税理士に振っているくらいではないでしょうか。もちろん、まじめにお客様の要望を聞いて、それに合った税理士を紹介するという業者もあると思いますが、業者の良し悪しは、なかなか検証できません。

 

第二に、税理士側が負担する紹介料が非常に高いというのも問題です。

 

私のところにも紹介業者から電話がかかってくることがありますが、その紹介料は毎月3~4万円を定額で支払うとか、顧問報酬の年間総額の40%を前払いするとか非常に高いものです。これだけの紹介料を支払ってしまっては、まともなサービスは提供できません。

 

私は紹介業やマッチングを完全には否定はしませんが、インターネットなどによって情報が手に入りやすくなれば、その必要性も薄れてくるのかなと思っています。

 

税理士選びはお客様にとっても重要なことだと思います。ある程度は手間と時間をかけて、探してみてください。

3.一番のポイントは相性

税理士選びの一番のポイントは相性です。

 

どんなに知識が豊富でも、人から良いと勧められても自分が合わないと思った人には依頼できませんよね。

 

税理士は一度選ぶと長い付き合いになることも多いですし、アドバイスを受けたり、相談をしたりするのにも相性が大事です。

 

会って話してみて、この人となら付き合っていけるかということを確認しましょう。

4.何を頼みたいかを明確にする

税理士に何をお願いしたいのかを明確にすることです。

 

税理士という国家資格を持って独立して営業している人なら、一定以上の水準の仕事をしてくれることは間違いありません。しかし、税理士にもいろいろな人がいて、得意な分野、不得意な分野があります。

 

大企業が得意な人、中小企業が得意な人、医業や建設業など特定の業種に詳しい人、資産家向けの仕事が得意な人など様々です。

 

こういうことをやってもらいたいというものがあれば、それを基準に選ぶのがいいでしょう。

5.誰が担当になるのか

職員を複数雇っている会計事務所では担当制といって、実際の業務は無資格の職員が行うことがほとんどです。

 

よって税理士本人と話してみて良さそうと思い、仕事を依頼しても、その税理士本人が担当してくれるとは限らず、他の担当者がつくことがあります。税理士本人は素晴らしくても、担当者も優れているとは限りません。誰が担当するのか確認しましょう。

6.料金は明確か

会計事務所の中には報酬規定を整備しておらず、だいたいで決めているケースも少なくありません。

 

様々な業種・業態のお客様がいるので、必ずしも明確に決められない部分もあるのですが、ある程度の基準を設けている事務所の方が信頼できます。料金表などはあるか確認しましょう。

7.資格を持っているか確認しよう

経理や税務申告といった業務を税理士ではないコンサルタント等に依頼しているケースを聞くことがあります。

 

税務署に提出する書類を作ったり、税務署に提出できるのは税理士だけですから、無資格のコンサルタント等が行うのは違法行為です。

 

無資格のコンサルタント等に依頼していたというケースを聞くと、最後はひどい目にあったという話が多いです。絶対にやめましょう。

お問い合わせはこちら